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最後の成人式・・・

我が町にとっては、最後の成人式が1月3日に行われた・・・。
次男が対象者であり、記念講演(演奏)にピアノを生き返らせる・・・という運動を行ったり、恵まれない国にピアノを贈る活動をしていらっしゃる、河野康弘さんの演奏も聴けるとあって、出かけてきました・・・。
2日の夜半からの雨もすっかり上がり、青空の覗く中で行われた成人式でした。

我が町の成人式は、開催日も変わっているが、内容も変わっている・・・。
式典の前に、体育館で祝謝礼会というものが行われる。
町の弓道の愛好家のグループが、成人のために成人達の前で弓を射て、その当たり矢を新成人にプレゼントする・・・というものである。
詩吟の会の皆さんが詠吟する中で、厳かに行われ、当たり矢のみを集めて名札を付け、成人に寄贈し、その後成人代表2名が答謝礼を行う・・・今年の新成人代表のうち一名は高校生の時弓道部に所属しておりインターハイにも出場した達人であった(?)ので、的の真ん中に的中した。
もう一名も一矢目は的中を逃したものの、二度目にはみごと的中。
弓道同好会の方々よりも上手なくらいであった。

その後町の公民館に会場を移し記念式嘆が開催された。
成人対象者84名中80名の参加であり、多分最近では一番の参加率であったことと思う。
式典の途中でも、小さい町なので、騒ぎ出す成人もおらず、ありきたりの祝辞なども終わり、いよいよメインの記念講演であるが、今年の講師は前述の河野康弘さん、どんな演奏家かと思っていたら、私より少し若くてラフな格好をしたおじさんであった。
でも、彼の話が始まり、一曲目を弾きはじめたときには、その音に圧倒されてしまいました。
多分、ピアノの鍵盤を黒鍵も含めて全部使って演奏したのではないだろうか・・・音の洪水・・・高音から低音まで、ピアノがこんな音を出すのか・・・というような演奏でした。
曲名は、マイ・フェバリット・シングズ・・・映画、サウンド・オブ・ミュージックの挿入曲であり、多数の演奏家がJAZZにアレンジして演奏しているポピュラーな曲であるが、まるで初めて聞くような感銘を受けました。
すごい! 音が踊っている・・・と思いながら聞いていました。
曲が終わって、思わず来賓の方々を見ると、唖然としながらの拍手・・・でした。
その後の2〜3曲も、ブルース調の曲もありましたが、ホントにヒップな曲ばかりで、私が一番楽しんできたような感じです。
とにかくもう一度聞いてみたいと思わせる演奏でした。
彼のHPがありますので、一度覗いてみてください。
http://www.ne.jp/asahi/wahaha/wahaha/w7.html
演奏もさることながら、活動にも感銘を与えるところの多い方のようです。

文章ばかり長くなってしまいました・・・新聞の記事もあるのですが、またの機会にします。

by adroom | 2005-01-05 17:15  

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